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子どもの足の形がおかしい?足の変形トラブル対策にしておきたいこと

知らないうちに足のトラブル!?
お子さまの足の成長、気にかけていますか?

体の土台である「足」。運動機能や、姿勢、健康にもつながる大事なところです。

・散歩中に足を痛がる。
・お気に入りと言う理由で長靴や草履を長時間履かせている。
・気に入った靴のサイズが合うものがなく、大きいサイズを履かせている。
・歩く機会が少ないなどの運動不足。

これらのことがあると、足のトラブルを起こしている可能性があります。
子どもの骨は柔らかく、痛みを感じることが少ないので、気づいたころには悪化していたということもありえます。
日頃から、お子さまの足をよく観察しておくことが大切です。

では、どのようなトラブルがあるのでしょうか?
足のトラブルの症状別に対策や改善方法を説明します。

主な足のトラブルの原因と改善方法

浮き指

足の指が、地面に接地しておらず浮いている状態のこと。
本来は、土踏まず以外の足裏が接地している状態が理想とされていますが、浮き指の場合は踵に重心が偏ってしまっている状態。
足指で踏ん張ることができないため、転びやすくなったり、まっすぐ走れないなどの問題が起こってきます。
今では、小学生の約8割が浮き指なのだそうです。

サイズの合わない靴を履いている場合に浮き指が起こりやすいです。

幅が狭い靴を履いていると、左右からの圧迫でいくつかの指が浮いてしまう場合や、靴の中で指が動かず、足の指を使って歩くことをしなくなるので、浮き指の原因となります。

サイズの大きい靴、サンダル、草履なども、脱げないように無意識に足の指を上に持ち上げてしまい、足の指が使われないため浮き指になってしまう可能性があります。

対策は、正しいサイズの靴を履くこと。足の長さだけでなく足囲も測り、適切なサイズの靴を履かせてあげましょう。
外遊びや、散歩など、たくさん歩くことも大切です。

内反小趾

足の小指、薬指が内側に曲がっている状態。
ほとんどの幼児が多かれ少なかれ内反小趾の症状が出ているそうです。
悪化すると痛みや腫れが出てきます。

足の小指なので気付かずに見落としがちですよね。
ちなみに息子も内反小趾になっていました。

合わない靴を履き続けると、内反小趾の原因になります。

内反小趾は成長とともに自然に改善していきます。
足指のマッサージも有効です。
定期的に足のサイズをチェックして、適切な靴をこまめに買い替えることが大切です。
普段の運動靴だけでなく、一日の大半を過ごす保育園・幼稚園、小学校の上履きもこまめチェックしてあげましょう。

ハンマートゥ

足の指が第二間節から曲がり、爪が下をむいてしまっている状態のこと。
文字通り、ハンマーのような形に曲がっています。
ワイズに合わせて靴を選びがちな、甲薄幅狭の方が多く発症します。
ハンマートゥになると、足指本来の力が出せず、痛みが出てきます。
成長段階の子どもの骨は柔らかいので痛みを感じませんが、長くこの状態が続くと、元に戻らなくなってしまいます。

サイズの合わない靴を無理して履いていることが、ハンマートゥの原因になります。
小さいサイズの靴を履いていると、つま先に余裕がなく指が折れ曲がった状態になってしまいます。
逆に、大きいサイズの靴を履いていても、脱げないように指を曲げて踏ん張るクセがついてしまいます。

サイズに合った靴を履くことがハンマートゥの予防になります。
つま先がゆったりと広く、踵がしっかりした靴を選びましょう。

足指の成長をサポートしてくれるインソールを使っていくことで症状は改善します。
また、足指のマッサージも有効です。

外反母趾

親指が外側に曲がった状態のこと。
大人の女性がハイヒールが原因で発症するイメージがありますが、子どもでもおこります。

外反母趾になると、靴を履くときに痛みが出ます。
膝や腰にも負担がかかります。

幅の狭い靴を履くと指が圧迫され、外反母趾の原因になります。
大きすぎる靴も、靴の中で足が滑り、指が働かせることができなくなります。

幼児期から、足指が動かせる、つま先がゆったりした靴を履くことが外反母趾の予防になります。

偏平足

足裏に、土踏まずが形成されていない状態のこと。

土踏まずのアーチが正しく形成されないと、バランスが悪く、歩き方が悪くなったり、バランスがとりずらくなり転びやすくなるなどの問題が起こります。
また、足の裏に痛みを感じやすく、疲れやすくなります。

6歳ごろまでは子どもは偏平足なので気にする必要はなく、それ以降に土踏まずの内側縦アーチが形成されていきます。
8歳を過ぎてもこのアーチがない場合は、インソールなどでの靴の補正が必要になってきます。

外遊びや歩く機会が少ない場合や、幼児期に足をたくさん使わなかったことが原因で偏平足になってしまうそうです。

子どもの偏平足は、裸足の生活をすると改善します。
自宅では靴下を履かず、裸足で生活するだけで筋肉もつき、予防にもなります。
普段から自宅では裸足を心がけると良いでしょう。

O脚

両足を揃えて立ったときに、両膝が間が空いている状態のこと。
2歳頃まではO脚が普通で(生理的O脚)、自然に矯正されていきます。

3歳頃になると今度は少しX脚になるのが普通ですが、O脚のままの場合は注意が必要です。

O脚が悪化すると、膝痛、腰痛、歩き方が悪い、などの問題が起こります。

ぺたんこ座り(女の子座り・おばあちゃん座り)や、横座りなどがO脚の原因になります。
赤ちゃんの頃、歩行器を使用するなどして、早くから歩き出した子もO脚になりやすいそうです。

対策は、座り方に気をつけること、踵の高い靴を履かせないこと。
ストレッチで体幹や内転筋を鍛えることもO脚の改善につながります。
立ったときに目立つくらいひどいO脚の場合は整形外科を受診したほうが良いでしょう。

X脚

両足で立ったとき、膝同士はついていて、踵が離れている状態。

2歳頃まではO脚が普通ですが、3歳になるとX脚になってくるのが普通です(生理的X脚)。

生理的X脚は10歳頃まで続きます。
その後、自然に矯正されていきますので、治療の必要はありません。
小学生になっても極端なX脚の場合は、整形外科の受診が必要になります。

X脚は膝関節への負担が大きいので、膝のトラブルをおこしやすいです。

体重が多い、姿勢が悪い、靴を擦って歩く癖があることなどがX脚の原因になります。

対策は生理的X脚の頃にたくさん足を使うことです。
小学校低学年までにどれだけ運動したかでその後の運動神経が決まるともいわれています。
たくさん運動させてあげましょう。
姿勢や歩き方も見直してみましょう。

外反足

踵の骨が外側に傾いた状態。

踵が内側に倒れこんだ状態なので、親指側に負担がかかり、痛みが生じたり、歩くとすぐ疲れる、姿勢の悪化等の症状が出てきます。
偏平足やO脚、X脚の原因にもなります。

裸足保育は運動能力促進、偏平足の予防など、悪い事ではないのですが、靴のクッションがないため、着地等の衝撃が踵への負担になり、外反足の原因になることもあります。

O脚同様、赤ちゃんの頃、歩行器の使用で早く歩かせようとした場合も、外反足になりやすいです。

外反足はインソールで改善します。
骨の柔らかい、小さいうちに対処することが大切です。
早期発見、早期対策です。

成長期の足に良い靴やサポートグッズは?

スニーカー

ムーンスターの子ども靴は、つま先にゆとりをもたせ、靴の中で足の指をのびのび動かせる形状になっており、おすすめです。


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インソール

インソールを敷くことで、足トラブルの改善や、足の痛み、疲労にも効果があります。
運動や発達のサポートとして、足育のために、インソールは普段から取り入れていきたいですね。


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足育は幼児期が一番重要!

ほとんどの症状に言えることですが、成長段階の骨は柔らかいので変形しやすく、合わない靴を履いていることや、運動不足で足の骨を支える力がついていなかったりすることが足のトラブルの原因となります。

幼児期が一番重要です。
適切な靴を選び、たくさん足を使って、今から足育始めましょう♪

足の環境ををしっかり整えて、正しい足の成長「足育」をしていきましょう♪

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