前回まで主人公サイドと暗殺チームのスタンド名の海外版について紹介しましたが、
5部には ボスのディアボロの他、親衛隊・サブキャラ も多数登場します。
元ネタも「歴史に名を残す超ビッグネーム」ばかりです。
彼らも例外なく、公式英語版では権利対策や意味の明確さを意識した名前に変更されています。
この記事では以下を整理します:
- 日本語版のスタンド名
- 海外公式の英語表記
- なぜ変更されたのか(理由とニュアンスの違い)
ジョジョ5部|ボス、親衛隊他スタンド改名一覧
キング・クリムゾン(ディアボロ)
🇯🇵 King Crimson
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🇺🇸 Emperor Crimson(エンペラー・クリムゾン)
元ネタ: King Crimsonというプログレッシブロックバンド
変更理由
バンド名の著作権を考慮
ニュアンス
- King : 王
- Emperor : 皇帝
「King→Emperor」で、より“支配者”感が強調された名前に。
グレードアップしたような響きで、ボスのスタンドとしての威厳は保たれています。
海外ファンからは「意味は同じだけど、やっぱり『キング』の響きが欲しかった!」と言われますが、格上のイメージになる「エンペラー」は比較的受け入れられています。
エピタフ(ドッピオ)
🇯🇵 Epitaph
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🇺🇸 Epitaph(変更なし)
元ネタ: キング・クリムゾンの名曲タイトル。
Epitaph(墓碑銘)という一般名詞としての意味が強いため、改名されずにそのまま使われることが多いラッキーなケースです。
未来を予知する能力にぴったり合っていますよね。
グリーン・ディ(チョコラータ)
🇯🇵 Green Day
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🇺🇸 Green Tea(グリーン・ティー)
元ネタ: Green Dayというパンクロックバンド
変更理由
バンド名の著作権を考慮
ニュアンスの違い
- Green Day:パンクロックバンドの名
- Green Tea:日常語+茶の色
なんと「緑茶」に。パンクロックのかっこよさは完全消滅。
カビが町中を覆う凶悪な能力とのギャップが笑いのネタになってしまいました。
最凶最悪の能力が「お茶」になってしまい海外ファンは「優雅すぎるだろ!」「おじいちゃんかよ!」と最も笑える変更として海外ファンに大人気(悪い意味で)です。
オアシス(セッコ)
🇯🇵 Oasis
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🇺🇸 Sanctuary(サンクチュアリ)
元ネタ: Oasisというイギリスのロックバンド
変更理由
バンド名の著作権を考慮
ニュアンス
- Oasis(オアシス=憩いの地)→ 一見平和的
- Sanctuary(聖域)→ 安全・保護のニュアンス
→ 能力(泥の中で高速移動・潜伏)とも噛み合う改名。
「安らぎの場」を意味する「Sanctuary(聖域)」へ変更。セッコの凶悪な能力とは真逆のイメージですが、「オアシス」も砂漠の安らぎの場なので、コンセプトは近いです。
クラッシュ(スクアーロ)
🇯🇵 Crush
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🇺🇸 Crush(変化なし)
元ネタ: The Clashというパンクロックバンド
「Clash」は「衝突」という一般的な英単語でもあるため、変更されていません。
トーキング・ヘッド(ティッツァーノ)
🇯🇵 Talking Head
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🇺🇸 Talking Mouth(トーキング・マウス)
元ネタ:Talking Headsというアメリカのロックバンド
変更理由
バンド名の著作権を考慮
「Head(頭)」を「Mouth(口)」に変更。これは比較的うまくいった変更と言えます!
嘘をつかせる能力なので「口」の方が合っていて違和感も少ない。「能力に合わせて改良した」とも取れるセンスの良い変更です。
ノトーリアス・B.I.G.(カルネ)
🇯🇵 Notorious B.I.G.
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🇺🇸 Notorious Chase(ノトーリアス・チェイス)
元ネタ: 伝説的ラッパーThe Notorious B.I.G.
→ 名前変更で訴訟回避+意味を一部保持。
* 「B.I.G.」を、ひたすら追いかけてくる能力から「Chase(追跡)」に変更。
海外ではヒップホップ界の神様のような存在なので、名前をいじるのは非常にデリケートな問題でした。
「追跡」という意味では非常に的確です!
ローリング・ストーンズ(スコリッピ)
🇯🇵 Rolling Stones
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🇺🇸 Prophecy Stones(プロフェシー・ストーンズ)
元ネタ: イギリスの伝説的ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズ
変更理由
バンド名の著作権を考慮
ニュアンス
- Rolling Stones : 転がる石
- Prophecy Stones : 予言の石
「ローリング・ストーンズ(転がる石)」という言葉自体はことわざにもありますが、やはりバンド名として有名すぎるため回避されました。
「プロフェシー・ストーンズ(予言の石)」は、死を予言する石という能力をそのまま表しているので、しっくりくる変更です。
まとめ:改名パターンの傾向
ジョジョ5部におけるスタンド名の海外ローカライズには、いくつか共通点があります:
✔ 著作権・商標回避
実在バンド・楽曲名はそのまま使われない傾向が強い。
✔ 意味を損なわない説明型への変更
たとえば 「Fisher Man」「Sanctuary」 のように、元名の意味を別表現にする。
✔ 能力の性質を優先した名称
意味が強く伝わるように改名されている例も多いです。
おわりに
5部は特に「音楽ネタスタンド」が多く、
海外ローカライズの影響が大きく出ています。
オリジナルと海外名、それぞれの見せたいイメージの違いを楽しむことで、
スタンド名という表現そのものの奥深さを感じられるはずです。
公式英語版(アニメ・海外ゲーム含む)で使われている名称をベースにしています。