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うたたね日和




小説

世に棲む日日(司馬遼太郎)の内容・登場人物紹介

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司馬遼太郎先生の歴史小説「世に棲む日日」のご紹介です。

幕末の長州藩の話です。新装版で全4巻。
前半は吉田松陰、後半は高杉晋作を描いた作品。
この作品だけで(晋作がなくなるまでの)長州の動きが大体わかります。
松陰先生の人柄と行動には感銘を受け、破天荒な晋作の活躍ぶりは気持ちよく、面白い。
印象に残った登場人物は、吉田松陰、金子重之助、高杉晋作、山県狂介、御堀耕助。

作品紹介

嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。

新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

登場人物

1巻 松陰少年期~黒船潜入計画

吉田寅次郎 学才が優秀で八歳で教授見習になる。旅が好き。純粋で常にポジティブ。
玉木文之進 寅次郎の叔父。寅次郎の先生。スパルタ教育。
杉民治 松陰の兄。よき理解者で家族ぐるみで松陰を助けている。
葉山佐内 平戸藩で藩政に功労を残した人物。教育者として名高い。
宮部鼎蔵 肥後熊本藩士。松陰の無二の親友。
来原良蔵 松陰の同藩の友人。詩と槍が優秀。松陰のために罪をもかぶる。
江幡五郎 博識で行動力もある。皮肉屋で利口者。
佐久間象山 数学、西洋学、馬術、剣術などあらゆる面での万能家。松陰の師匠。
金子重之助 松陰の最初の弟子。思い立ったら即行動するところは師に似ている。

2巻 黒船潜入~高杉晋作攘夷運動へ

吉田松陰 人を疑うことを知らない。行動力もあり過激者。幽囚中に尊攘家を育てる。
金子重之助 松陰と共に黒船潜入に奮闘する。獄の環境が悪く24で病没。
高杉晋作 箱入り育ち。気性が激しいが親には弱い。藩主への忠誠心は強い。
久坂玄瑞 14で藩医の家を継いだ。秀才で美男子。松陰のお気に入り。
周布政之助 長州藩の進歩派官僚。過激書生たちの味方。
毛利敬親 通称「そうせい候」政治の上申は基本的に何でも受け入れる。
長井雅楽 長州藩政務役。「航海遠略策」という幕末最大の論文を残す。


3巻 長州藩の暴走

高杉晋作 長州の革命家。奇兵隊総督。激動の長州藩のリーダー的存在。
井上聞多 のちの馨。早耳で物知り。癇癪持ち。晋作、伊藤とともに藩内で孤立。
伊藤俊輔 井上と気が合う。英国へ留学したが藩のためにすぐに帰郷した。
久坂玄瑞 京の尊攘運動のリーダー格。蛤御門の変で追い詰められ切腹。
入江杉蔵 松陰に最も信頼された人物。晋作や玄瑞をよく補佐している。
周布政之助 藩官僚ながら過激派書生たちに理解がある。
白石正一郎 下関の富商。続党と家財をあげて晋作に尽くす。
アーネスト・サトー 英国の公使館通訳。晋作の印象を「魔王のよう」と描写。
赤根武人 奇兵隊総督。政略家で奔走家。内容は違えど松陰の教えに生きた。
山県狂介 奇兵隊の実権を握っている人物。野心家で槍が得意。

4巻 藩内クーデター~晋作の最期

高杉晋作 絶体絶命の革命を成功させる。英雄だが欲の無い男。
おうの 晋作の愛人。少し天然。晋作と四国などを旅する。
お雅 晋作の妻。結婚5年以上経つが晋作と過ごした日数は数ヵ月。
伊藤俊輔 功山寺挙兵では晋作の暴挙に唯一賛同した。
山県狂介 奇兵隊軍艦。慎重すぎる性格。孤軍になりながらも激しく戦った。
御堀耕助 太田市之進。勇敢な軍人で腕も立つ。山県を軽視している。
田中顕助 土佐浪士。他藩ながら晋作に心酔している。四境戦争に参加。


新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)
 






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